ゴウ芽里沙(ゴウ メリサ)

 

英国人の父と日本人の母のもと、鹿児島市に生まれる。14歳で単身、英国ユーディ・メニューイン音楽院に留学。その後ベルリン芸術大学・同大学院にて学び、2012年ディプロム課程修了、2016年ドイツ国家演奏家資格取得。在学中にベルリン芸術大学にてピアノ伴奏助手(非常勤講師)を務める。ユーディ・メニューイン財団「Live Music Now」、ヒンデミット財団奨学生。これまでに下園たか子、桃坂寛子、牧野縝、アレキサンドラ・アンドリエフスキー、ルース・ナイ、パスカル・ドゥヴァイヨン、村田理夏子の各氏に師事。 歌曲伴奏をアクセル・バウニ、エリック・シュナイダーの各氏に師事。

 

英国ユーディ・メニューイン音楽院では故クラウディオ・アラウのアシスタントであったルース・ナイ氏に師事し、在学中にソロ・室内楽奏者としてウィグモア・ホール、ロイヤル・フェスティバル・ホールなどにて演奏。また、メニューイン・ホール開館の際にはオープニング・ガラ・コンサートに選抜され出演。2008年アルトゥール・シュナーベルコンクール(ドイツ)最高位受賞、ベルリン芸術大学より推薦されスタインウェイハウス・ベルリンにてリサイタルを開催。2010年霧島国際音楽祭賞受賞。2013年エピナル国際ピアノコンクール(フランス)第3位受賞。第39回鹿児島市春の新人賞受賞。室内楽・歌曲伴奏にも積極的に取り組んでおり、2013年パウラ・サロモン・リンドベルグ歌曲コンクール(ドイツ)にて、満場一致でベスト・ピアニスト賞を受賞。2015年にはデュオ・パートナーのメゾソプラノ歌手 Kimberley Boettger-Soller と第9回フランツ・シューベルトと現代音楽国際コンクール(オーストリア)にて優勝。

 

これまでにソリストとしてクラクフ室内管弦楽団(ローランド・バーダー氏指揮)、鹿児島交響楽団(大山平一郎氏指揮)、ロレーヌ国立管弦楽団(ジャック・メルシエ氏指揮)、九州交響楽団(金供才氏指揮)と共演。ベルリン・フランス大聖堂、ベルリン楽器博物館、カワイ表参道などにおいてソロ・リサイタルを行うほか、トリノでの歌曲リサイタル・シリーズ「シューベルティアーデ」、ベルリン旧国立美術館での歌曲リサイタル、ヴュルツブルグ・モーツァルト音楽祭出演など、リート・デュオとしても国内外各地にて演奏。2017年1月Studio N.A.TよりソロCD『Chopin』を発売。レコード芸術誌にて「心のままに生み出された素晴らしいデビュー盤」と評される。2018年3月に発売された小野明子氏とのCD『霧の中から』~英国ヴァイオリン名曲集~はレコード芸術特選盤に、同年6月に発売されたキンバリー・ボットガー=ゾラー氏とのCD『シューベルト&メンデルスゾーン歌曲集』はレコード芸術準特選盤に選ばれる。2020年には2枚目となるソロアルバム『ショパン ワルツ集』を発売。

 

現在、東京を拠点に演奏活動、アウトリーチ活動、後進の指導、マスタークラス通訳など多岐にわたる活動を行っている。平成30-31年度(財)地域創造公共ホール音楽活性化アウトリーチ・フォーラム事業フォーラムアーティスト。

 

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